長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2014年4月23日水曜日

 季節は巡りて


 今年の冬後半は大変な雪が降り積もり、庭の山吹などは重みで地面と一体化した山のようになってしまった。
そのまま十日余り放っておくと、しっかりと固まったまま。
あまりにもなんなんで振り払いに行く。もう枝もバラバラに折れているかと思いきや、しなやかに ほとんど無傷であった。

それから暫くすると、もう何事もなかったかの如く。ぺったり地についていた枝振りが立ち上がって、「線」だけの構成で空間を作っている。

さらに何日か経つと幾多の新芽が目立ってきて線は視界から遠のき、散在した「点」よる表現となる。




やがて伸び広がる葉で「マッス」となり、黄色い花が咲き始める。まもなくその黄色が地面に散らばる。

庭の大きさには限りがあるため、盛夏過ぎには切詰めるのだが、偶発的に変動しながら季節は巡り、拡大成長なくとも豊かさは充実していく

以前、この同じ山吹のことを書いたことがあった気がするので探ってみると、2011年4月29日であった。あの頃は、ほんの芽生えだった想念も今では様々に育ちつつある。


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