或る庭からの思考

長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2022年2月21日月曜日

つるバラ・永劫回帰

今年の冬はことのほか寒い。

1月19日大寒前日、バラの剪定・誘導をする




季節は巡り、同じことの繰り返しのように見えるが、

そんな中で幾分かでも、前進・改良など変化し、ふと気付かされることがあると救いである。


去年、崩れたアーチを逸脱してツルが日の当たる方へと伸び過ぎたため、

新たな支持体を立てたが、今年はさらに其方へと広がる。

やや無理に誘導止めつけをしたツルもしばらく経つと、それが当然の如くになり、かつては全く無理だった位置まで更に引っ張り誘導できたりする。


何か違うことを工夫して多少の失敗があっても、いくつか上手くいったり発見があると

そこからまた考えの種が発生し、この繰り返しの輪は、緩やかな螺旋のように上昇していくものとなる。











2021年5月23日日曜日

つるバラ 開花

薔薇は何と言ってもその開花に全てが収束する。

開花のために他の時期があると言っても過言ではない。


その期間は永遠には続かないが、感動とともに何某かを残す。






去年もそう感じた。 あれから一年。 

コロナにも慣れた。


窓越しに眺めるバラを 切り取って部屋に生ける。

ちょうど良い外気。


様々な記憶が積み重なっていく。








2021年4月8日木曜日

芽吹き

  今年の春先は早くから暖かくなり、雨も程よく混じる。

つるバラが早くから芽吹いてくる。




金木犀も、楓も。

あらゆる新緑がぐんぐん萌え出ずる。


4月に入ると最早初夏のよう。

つるバラにも蕾らしきが。





これほどのものが土に埋まっていたのか。

これほどのものが空間に漂っているのか。



2021年3月27日土曜日

昨年、玉川上水の堤にかかる橋の西側は ケヤキなどが大掛かりに伐採されていたが

この春先に今度は東側が同じ様になっていた。

一瞬ひらけた風景に戸惑うが、これは管理のためであって自然は儲からないからと開発するのとは訳が違う。

今年は例年になく桜の開花が早い。3月末期待してあの堤と公園を見に行く。




公園内部の染井吉野のみの一群は一面一色に華やかに染まる。

上水の堤はそこまでハッタリは効かないが歩くうち、染井吉野に山桜や里桜が新芽とともに霞の様に入り混じる穏やかな色合に魅力を感じてくる。

しばらくするともう、これが以前からあった風景の様に思えてくる。


2021年2月4日木曜日

つるバラ 経過3

少し遅れたが立春までにと、つるバラの剪定・枝の誘導をする。

バラは、日の当たる方へ方へという単純な論理を繰り返し、伸び放題。


然るに太陽は南側の大樹やサワラ生垣に遮られつつ、回り込むように移動する。

結果、複雑な相貌を呈する。



どう手を付けていいか分からぬほどの混みよう。

こちらも、不要と見なされる小枝を切り落としていくという単純な論理を繰り返し

減らしていく。

やがて、だんだんと構造が見えてくる。







2021年1月23日土曜日

楓 - 真冬

年末から1月上旬、寒く乾燥した日が続く。

楓の葉も大分落ち果てたの頃、やや太めの枝を数カ所ノコギリで切り取る。

落葉直後(水が枝先から土へ逆流する)、この短い期間しか太枝は切れないそうだ。

小枝ばかり切り取っても直ぐに徒長枝が伸びて密集してしまう。



夏場に自然な形で風通し良くなるように、どこをどう切り取るか

数日前から良く見定め、勘案する。

入り組んでいて複雑だ。


切り取った太枝は小枝を伴い大きな塊だが、

例によって整理し束ねると適度にまとまる。

枝振りにはその因子が潜在している。

・・・・・


 1月23日、久し振りに1日だけ雨少し。

地面に敷き詰められた楓の葉は、もう1ヶ月以上茶色く枯れくすんでいたが

しっとりとした雨に濡れると、なんとまた鮮やかな赤が蘇ってきた。



冷たい雨の暖かく感じる。

・・・・・

回収された枝木や落ち葉は 堆肥や土にするという。

CO2を吸収しては大地に帰し、深く眠るのだ。



2020年12月21日月曜日

冬木立の宿

すっかり黄色くなった正面の大樹は 様々な小鳥たちの停留所。

秋から冬へ 渡り鳥が 入れ替わり立ち代わり。




ヒヨドリがなく、 モズの口笛、 

ムクドリ、オナガ、ヤマバト


鳴き声の広がりは 縄張か。


 葉が無くなった枝の先端に止まって

辺りを見張るかのように キョロキョロしたりする。


冬至を迎え

やがて樹全体も透け 空間の構造を顕にしてくる。




冬の光が射し込む。






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