今年は早めに梅も満開を過ぎた。
傷口が塞がるように人々の出足もコロナ前に戻ってきた。
花は何食わぬ顔して例年のように咲き誇っている。
長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。
今年の冬はことのほか寒い。
1月19日大寒前日、バラの剪定・誘導をする
季節は巡り、同じことの繰り返しのように見えるが、
そんな中で幾分かでも、前進・改良など変化し、ふと気付かされることがあると救いである。
去年、崩れたアーチを逸脱してツルが日の当たる方へと伸び過ぎたため、
新たな支持体を立てたが、今年はさらに其方へと広がる。
やや無理に誘導止めつけをしたツルもしばらく経つと、それが当然の如くになり、かつては全く無理だった位置まで更に引っ張り誘導できたりする。
何か違うことを工夫して多少の失敗があっても、いくつか上手くいったり発見があると
そこからまた考えの種が発生し、この繰り返しの輪は、緩やかな螺旋のように上昇していくものとなる。