或る庭からの思考

長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2021年4月8日木曜日

芽吹き

  今年の春先は早くから暖かくなり、雨も程よく混じる。

つるバラが早くから芽吹いてくる。




金木犀も、楓も。

あらゆる新緑がぐんぐん萌え出ずる。


4月に入ると最早初夏のよう。

つるバラにも蕾らしきが。





これほどのものが土に埋まっていたのか。

これほどのものが空間に漂っているのか。



2021年3月20日土曜日

紅梅

この庭では雛祭りの頃 咲き誇っているのは紅梅である。

他より少し遅い。

咲いてる期間は長い。


年々、咲く位置が高くなって かなり見上げになる。

どこをどう切ったら来年低く咲くだろうか。

2階の窓から眺めながら、考えあぐねていた。





彼岸の頃、完全に咲き終わるのを待って大胆に切り詰めてみる。

    


2021年2月4日木曜日

つるバラ 経過3

少し遅れたが立春までにと、つるバラの剪定・枝の誘導をする。


バラは、日の当たる方へ方へという単純な論理を繰り返し、伸び放題。

然るに太陽は南側の大樹やサワラ生垣に遮られつつ、回り込むように移動する。

結果、複雑な相貌を呈する。



どう手を付けていいか分からぬほどの混みよう。

こちらも、不要と見なされる小枝を切り落としていくという単純な論理を繰り返し

減らしていく。

やがて、だんだんと構造が見えてくる。





2021年1月23日土曜日

楓 - 真冬

年末から1月上旬、寒く乾燥した日が続く。

楓の葉も大分落ち果てたの頃、やや太めの枝を数カ所ノコギリで切り取る。

落葉直後(水が枝先から土へ逆流する)、この短い期間しか太枝は切れないそうだ。

小枝ばかり切り取っても直ぐに徒長枝が伸びて密集してしまう。


夏場に自然な形で風通し良くなるように、どこをどう切り取るか

数日前から良く見定め、勘案する。

入り組んでいて複雑だ。


切り取った太枝は小枝を伴い大きな塊だが、

例によって整理し束ねると適度にまとまる。

枝振りにはその因子が潜在している。

・・・・・


 1月23日、久し振りに1日だけ雨少し。

地面に敷き詰められた楓の葉は、もう1ヶ月以上茶色く枯れくすんでいたが

しっとりとした雨に濡れると、なんとまた鮮やかな赤が蘇ってきた。




冷たい雨の暖かく感じる。

・・・・・

回収された枝木や落ち葉は 堆肥や土にするという。

CO2を吸収しては大地に帰し、深く眠るのだ。



2020年12月21日月曜日

冬木立の宿

すっかり黄色くなった正面の大樹は 様々な小鳥たちの停留所。

秋から冬へ 渡り鳥が 入れ替わり立ち代わり。






ヒヨドリがなく、 モズの口笛、 

ムクドリ、オナガ、ヤマバト


鳴き声の広がりは 縄張か。


 葉が無くなった枝の先端に止まって

辺りを見張るかのように キョロキョロしたりする。


冬至を迎え

やがて樹全体も透け 空間の構造を顕にしてくる。


冬の光が射し込む。







2020年11月7日土曜日

秋空を泳ぐ


雲が流れる秋空の大海原

鳥が泳ぐ 時折 ダイビングする 





緩やかに流れる雲をしばらく見ていると

空が動き 地球が動き 足元が揺らぐ

やがて 体が浮き 空間を漂う。







2020年10月31日土曜日

つるバラ 観察経過2

 秋になってまた長雨に。伸びたツルは先端を残し

すっかり枯れ落ちてしまっていた。



再び晴れが続くと、何もなかった途中の枝部分に

ポツポツと新しい芽が出てきた。


環境に応じて刻々と変化する。。

はたして、この芽はなんのためのものか。


太陽を浴びて

根に養分を送るためか、
それとも根を消費しているのか。



来春の花を期待する人の意図と
つるバラ自身の意図とは、多少ズレがあるかも知れぬ。





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