すっかり黄色くなった正面の大樹は 様々な小鳥たちの停留所。
秋から冬へ 渡り鳥が 入れ替わり立ち代わり。
ヒヨドリがなく、 モズの口笛、
ムクドリ、オナガ、ヤマバト
鳴き声の広がりは 縄張か。
葉が無くなった枝の先端に止まって
辺りを見張るかのように キョロキョロしたりする。
冬至を迎え
やがて樹全体も透け 空間の構造を顕にしてくる。
冬の光が射し込む。
長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。
秋になってまた長雨に。伸びたツルは先端を残し
すっかり枯れ落ちてしまっていた。
再び晴れが続くと、何もなかった途中の枝部分に
ポツポツと新しい芽が出てきた。