長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2011年7月14日木曜日

木洩れ日の複雑系

とりあえず何かブログを書こうとしたら、

窓の外でなにやらチラチラと生きもののように動く。気になる。

よく見ると反射光のよう。

木漏れ日の効果がいくつか複雑に重なって、生命感溢れるランダムさを発生させていた。



第一要素:日蔭を作る無数の木の葉が重なる隙間のかたち。


第二要素:その影が投影される実体としての草類の複雑な形。


第三要素:偶発的な風によって、それぞれが独立して様々に 動き 変形する。

これらが相乗的に重なって 連続した響きを織り成す。

陽射しは 平行光線によって ボケることなく、 それら一つ一つの細部を明瞭にしている。




さわさわと心地よいトレモロ。
— 小刻みな揺れと大きなうねりが同時に存在し流れつつ。


時折、強風により、ハッとするような不協和音
— を奏でたかと思うと、


途切れ途切れの薄雲がかかり
— 緩やかなピアニッシモとなって消えゆく。



それでも見続けていたら、蜥蜴(とかげ)がチョロチョロと這い出てきて、もう曲が終わっていることを告げる。




・・・・・

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