この庭に隣接する建売家屋はどれも敷地ギリギリまで家が建ち、残りの僅かな隙間に空調屋外機をこちらに向けて置いている。それしかできぬので当然なのだが。
秋冬春は全く気にならないが、夏場はウチが窓を開け放つため、隣も遠慮がちになる。
プライバシーも兼ね、樹木灌木を具合いのいいように育て上げたり、植物の放熱効果 と 風向矯正による、冷却の庭となる。
風向矯正とはいっても屋内では実は扇風機・換気扇を併用しているのだが。
自然の元々の風の通り道を利用して部屋の開口部などとの関係から適する位置に扇風機・換気扇を配置してしばらく点けていると、敷地を抜ける大きな流れに増幅する。
そして、その風の通り道に絡めて、適する時間帯に屋外に適度の水を撒いたり植物や土に水をやる。
水が溜まらず、またその後直ぐに其処に強い風が吹き抜けることが望ましい。
日が暮れるようとする頃に風が強まることが多いようだ。
真夏の猛暑日が続く頃に繰り返していると、ウチが涼しい為、面する隣近所も窓を明けて冷房をしなくなってくるなど積み重なり、だんだん効果が大きくなってくる。
門の前を通る近所の人が、「ここは涼しいですねえ」と驚く程になる。
なとなくニヤニヤする。
最近そのような、全てを吸収するブラックホールのような存在もナカナカ面白く思う。
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長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。
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