長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2011年7月9日土曜日

身体の記憶

梅雨が明けたそうだ、すでに大分前からそのような日々であったが。

この時期になると笹が庭の至る所に次から次へ、ひょいひょい伸び出る。

これをなるべく根から抜くには「雑草抜き金具」を捻って地上部を絡め、力を入れてねじ切るように抜く。

と、去年も記した。




数本束になったものは根がはって抜きにくい。

一本ごと単発で長めにヒョイと伸びているのものだと 力を入れたある瞬間、ふっと軽くなり比較的素直に抜ける。

勢いそのような笹に目がいき、見つけては抜き取る習慣がつく。



・・・・

近くの公園などを歩きながら地面を見ていると、今まで気がつかなかった、単発長めの笹がすぐに目に入ってくるようになる。

次から次へとあるある。

それとともにあの感覚、目に焼き付いた手の作業の記憶が脳裏に蘇ってくる。

・・・思わず抜きたくなる・・・



庭で身に付いたものが、似たような状況に遭遇し共鳴するのである。


頭で考えるほどの時間でもなく、瞬時に目にした感覚として。



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