梅雨が明けたそうだ、すでに大分前からそのような日々であったが。
この時期になると笹が庭の至る所に次から次へ、ひょいひょい伸び出る。
これをなるべく根から抜くには「雑草抜き金具」を捻って地上部を絡め、力を入れてねじ切るように抜く。
と、去年も記した。
数本束になったものは根がはって抜きにくい。
一本ごと単発で長めにヒョイと伸びているのものだと 力を入れたある瞬間、ふっと軽くなり比較的素直に抜ける。
勢いそのような笹に目がいき、見つけては抜き取る習慣がつく。
・・・・
近くの公園などを歩きながら地面を見ていると、今まで気がつかなかった、単発長めの笹がすぐに目に入ってくるようになる。
次から次へとあるある。
それとともにあの感覚、目に焼き付いた手の作業の記憶が脳裏に蘇ってくる。
・・・思わず抜きたくなる・・・
庭で身に付いたものが、似たような状況に遭遇し共鳴するのである。
頭で考えるほどの時間でもなく、瞬時に目にした感覚として。
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長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。
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