長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2011年7月1日金曜日

地面下

一昨日の29日、昼下りに蝉の声を聞いた。少しの間だけで鳴き止んだ。

六月に聞いたのは始めてかもしれない。

梅雨明け前に羽化する蝉は不運である。

出て来て羽化する時を判断するのは外気よりも地面の中だろう。

 今年は早くから地面の熱が溜まり始めているのであろうか。





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昨日は、夏後半のような雨が降った。

地表からの熱気に誘われて急激に雷雲が発達し、一気にボトボトと落ちてあたり一面水浸しにしたかと思うと、程なく通り過ぎる。

上がったあとの清々しい晴空も旧盆過ぎのよう、一旦涼しくなる。

今日も同じような雲行きであったが、
小金井辺りは地面をかるく湿らす程度にかすめて通り過ぎた。


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最近、庭でモグラの跡をよく見る。掘り返したような黒々とした土があちこちに盛上がっているのである。

このような光景を以前見た記憶は数年前、近所で3階建てのコンクリートを壊して7階ぐらいのに建替えるときに、ドスンドスンと地下深くを工事していた時だった。

今年は地震が多いせいであろうか、そういえば3月頃からだ。

暖かくまたは暑くなると活発になるような気もする。





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その表面の下では何が起きているのであろうか

どの様になっているのであろうか。只々、想像するしかないが

地面の上の世界は暗黙のうちにそれを表象している。


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