これが老若男女に人気のあるのは分かるが、この状態では左程秀でたものを感じない。
しかし、白い綿毛の種姿となると別格である。
すばらしく良く考え尽くされており、独創的である。
予想外の美に昇華し、目を見張るものがある。
殊にそれが空間を孕み、その濃縮された空間を周囲に発散している様には。
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この懸け離れた2様の姿はよく見るのだが
その中間の状態は目にしたことが無いように思う。
あちこち幾つも咲き、どれがどれだったか見過ごしていると
ある日、こつ然と綿毛の光景が現れるのである。
書き記そうと改めて気になり毎日、観察してみる。
そして分かった。
黄色く咲いた後に一度また蕾(つぼ)むのである。
そして何日かたってから綿毛に豹変した姿となって開くのである。
中間の期間は花咲く前とほとんど区別のつかぬような蕾みの状態であったのだ。
咲いた後に一度隠れ、充電期間を経て他では見たことも無いような唯一無二の美に到達するタンポポのなんとも驚きであることか。
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