長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2010年12月16日木曜日

柿の木

2本の柿の木は以前からあったが、ある時期まではさほど大きくはなかった。

10年くらい前に隣地が駐車場となってから、なぜか急にメキメキと伸びるようになった。

日当りや風通しの影響であろうか。



柿の実は、まだ葉が青々と生茂っている頃から大きくなり色付き始める。

やがて葉のほうも色付くとともに日を浴びて旨そうになってくる。

しかしそれとともに毎日のように鳥たちが突きににくる。


鳥はどうやって判断するのか、旨い物だけをつつく。

これを回避して早めに採るとまだ固かったり渋かったりする。




葉が落ちて目立つようになるとよけい集まってくる

鳥を見るたびに、手を叩く音で追い払ったりする。


朱色味を増してそろそろ食べ頃かと、採り始めてみると意外に多い

直ぐにはとても食べきれない量である事に気付く

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結局、幾らかはそのまま残して鳥に食べさせる事にする。

去年もそうしたのだった。

保存がきく方法もあるのかもしれないが最近、世の行き過ぎた「余剰」の「蓄え」に疑問を感じている。

すべてのものが人間様のためにあるわけではない。

そう思って見やると、雲雀(ヒバリ)やら椋鳥(ムクドリ)やらが来て実をつついている姿も風情がある。


柿の実は真冬に向かう無くてはならないアクセントだ。


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