長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2010年12月13日月曜日

初冬の雨の色

しとしとと体温を奪われ、やがて冷たく感じてくる初冬の雨。

乾いている時には一様に見えた落ち葉

さして目を引かなかった地面



くすんでほとんど差異がないかに見えていた微妙な色合いが

雨に濡れ、埃を洗われるとともに水気によって鮮やかさを増し

それぞれの色合いを引立たせる。

烏の濡れ羽色ならぬ、紅葉の濡れ葉色ともいうべきか




特にいくつもの種類が偶発的に混在した様相は美しい

排他的な趣味からはおそらく出て来ないであろう

意外な取り合せに気付き、様々な効果を発見する。



すみからすみまで、そしてどこまでも

単一のものではありえない

現実の空間は


・・・・・・

落ち葉は死んでいるのであろうか

土になっていくということは

そしてそれがまた他の何かになっていくということは

・・・・・・・


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