長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2010年9月18日土曜日

地下の世界

ヤブカラシの蔓を下に辿っていくと、根が地上部に対して直角横方向に土の中の浅い所を這って伸び広がっている。


この直角部分が少し太く丈夫になっているのでまずここを捉えないと切れてしまう。辿っていけない。

辿っていくと、所々からまた直角に上へ蔓葉を出している。


笹はもっと地中深くに入り込んでいる。ヤブカラシとは全く深さの違う階層を成している。根も丈夫で切れにくくとても素手では太刀打ちできない。

ヤブカラシ、笹、ドクダミはこのように地下の世界で網の目の様にお互いの間をすり抜けて空間を構成している。
さらにその空きをかいくぐって最も柔らかい茗荷が根を伸ばし芽を出す。

それぞれの根の硬さと形のしくみが違うので根だけでもなんとなく分かる。
地下の根は、地上の茎ととてもよく似た形状・構造をしている。


ただしこれらのことを目にした訳ではでないので、すべて触覚による視覚イメージである。


( 写真は後日、改めて小さめの蔓芽から掘出したもの )

・・・・・・・・

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ