長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2010年9月16日木曜日

道具と素手

ヤブカラシからは様々なことを教えられる。


取り除くときになるべく根の奥深くからと思うのだが。

その根は地中で山芋のように横にはっていて柔らかいような固いような、

これを探るのは手の感触が一番いい(軍手はしているが)。と言うかそうでなくてはだめである。

道具を使うと直ぐに根が切れてしまう。どんな道具でも。

手の感覚を離れた途端に大事なことが判断出来なくなる。



ある丁度いいテンションで横にブレること無く根のある方向のみに引張りつつ、土を除けつつ辿っていく。

土の柔らかさとそれより僅かにだけ固い根の有り様を判断するのは指先の触覚以外にはありえない。


絡まった蔓をほどくのも手の感触を鋭敏にして力加減してやらないと、相手の樹木を傷つけてしまう。

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