長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2010年8月30日月曜日

茗荷(ミョウガ)の芽



茗荷は不思議な植物である。

夏も終わり頃になると、(と言うか毎年これを見ると「もうそろそろ夏も終わりだな」と思うのだが。)

群生している茗荷の葉草の根元近くに、いつの間にか隠れて芽のようなものがあちこち地面から顔を出している。

先端に花(らしきもの)が咲いたりするところを見るとそれが伸びて葉草になるわけではないらしい。



芽のようでもあり、根の先が膨らんだようでもあり。

芽株を引張ってみると細くて柔な紐のような根っこで本体と繋がっている。






食べ過ぎると「ボケる」という迷信があるので薬味として少量づつ何かに添えて食している。

そう、「薬味」という食感覚も面白いものだ。

子供の頃は好きでなかった。今ではむしろ、こういった感覚を嗜好し楽しんでいる。





薄く筋の入った重なりの織りなすふっくらとした造形。これもまた、まことに典雅なデザインである。



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