何処からか種が飛んで来たのか
作業場の南の窓辺に芙蓉の木(草?)が自生し
初めは目線の下に美麗なピンクの花を咲かせるのを楽しんでいたが
そのままほおっておくとさらにだんだんと大きくなり
近年、真夏には連日34度にもなる日差しを遮ってくれるようになった。
気候が温暖化するとともに植物も熱帯化し始めたのであろうか?
何年かがかりで丁度具合いいように剪定する習慣がつくと
冬場には葉を落とし、陽射しを導いてくれ
梅雨の頃から繁り始め真夏の暑い頃にはすっぽりと覆われるようになる。
太陽の夏至を中心とした時候よりもそれとは一月ぐらい遅れて、
地面の熱との総合的な寒暖に合っている、人間にとってもそれが有難い
いや人間もそのシステムの中に組込まれていると言うべきか。
緑陰の真っ盛りな頃も一つ一つの葉をよく見ると、何枚かは黄色くなり枯れて落ち
新しい芽もどんどんでてきて日々活発に入れ替っている。
あまり繁らし過ぎると風通しが悪くなり、また虫も付き易くなる
都合のいいところをうまく間引きすると風も抜けるし虫の繁殖も減り
さらに小鳥達が木の中に入って枝にとまり仲間とさえずりながら虫をついばむようになる
前の晩にしっかりと水を撒くと翌日の灼熱の中に葉を精一杯ひろげて日射しを吸込み発散する
前日に水を撒かず雨も降らない日が続くと萎縮した感じになり自身の乾燥を防ぐようである。
こちらの温度も大分違う気がするが、はたして心理的なものであろうか。
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長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。
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