長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2014年4月5日土曜日

軸線 - 定点観測

この辺りでは、玉川上水がほぼ真っ直ぐ東西に伸びている。
そのため節分から春分にかけての頃、刻々と太陽の沈む位置が変わるのが見て取れる。

測定基準となる軸線のように。

秋分頃は木々が茂り過ぎてそうはいかない。

晴れ上がった冬場、枯葉もすっかり剥げ落ちた木々の梢の合間から地平に落ちようとする太陽が拝めるのと同時に、すうっと伸びた水面に最後の光が反射する。





春分過ぎるにつれだんだんと、堤を覆う枯れ草跡のなかで緑色が強みを増してくる。
やがてその上の里桜や山桜が、梢に芽生えつつある葉々とともに花を咲かせる。
・・・・・

そして強い日射しが真上から照りつける頃には鬱蒼と繁り、冷ややかな陰をつくるのだ。






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