長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2011年3月21日月曜日

春分の候

東南の隣地に建つ3階の西壁を最後の夕日が明るく浮き立たせるようになるのが春分の頃である。

周りの物は陰影が無くなり空だけがまだ微妙に明るい。

そんな東の空の中、西向きの壁の高い位置だけが赤く光り輝く。




やがて

するすると全体が沈んでくる。

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暗くなっても、明かりを点けずにしばし思いを馳せる。。

様々な思いが錯綜する。

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「お彼岸」とは真西に沈む太陽に西方浄土の思いをはせたのが始まりだという。

末法思想の時代、科学万能の信仰も無い時代。

どうすることもできない災難や予知できない不安も多かったであろう

生きながらえた人々が心の安定を求めたのかもしれない。

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夜る更けて、月が異様に明るい

地球に最も接近しているらしい。

あれが太陽の反射光だというのだから驚きだ。

満月に近い形状からして

今見ている自分の真後ろ方向からであろう。。


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それに比べ

なし得ることのなんと微力なるか。。


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