近くのホームセンターで売っていたものだが、元来この類いのものは嫌いであった。
ひとつには非常に場当たり的で安っぽさを感じること。
また、もともと石油から作られたビニル・プラスチックや合成繊維の類いを部屋の壁・窓や、衣類など身に着けると皮膚呼吸が窒息するようで生理にダメだったのである。
しかし進化したハイテックな下着などを愛用するようになりまた素材や安っぽさ対する価値観も変わり、いろいろ試してみたくなった。
3連の窓の中央には透過率のよい横縞のもの、両側には光エネルギーを熱に変えるというもの。
確かに部屋の奥まで入り込む冬の日射しで充分暖かいし、雪空の寒い日も熱が逃げにくい。
だがそれよりも感銘を受けたのは、半透明の膜に投影された芙蓉の樹の影である。
その抽象性によって、直接見える姿よりも遥かに「そのもの」を感じる。
微かにしか感じていなかったそのもの自体がもつ何かをはっきりと認識させられたのである。
最近ではディスプレイやプリンターもデジカメもみな解像度が高くなり非常にリアルに再現することが可能になったが、そのようなことでは得られないものを垣間見た気がした。
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其は如何なる所以か、後日再考を試みようと思ふ。
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