長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2010年9月3日金曜日

日射

楓(カエデ)は50年前からそこにあった。

梅は他の場所にあったのを移植した。

以前、杏の樹があったが枯れてなくなってしまいその跡にあたりにいつのまにか桑の木が伸びてきた。


長年の間に 門から作業場の戸口までの道のりに緑のトンネルらしきものが形成されつつある。

樹木は頭より上に枝を張巡らして繁り、その下に風が抜けるようなのが好きだ。

なるべく高い方がいいが、一所帯の庭ともなるとそうもいかない。

欲する侭に長い年月ちょっとづつ切っていくとトンネルの様になってくる。



一度に多くの剪定をしてもゴミとして出せない、昔は庭で燃やしていたが、周りが建て混んできた今ではそれも出来ない。燃やすというのは効率のいい処理方法だったのだが。少しずつ枝葉を剪定しては、日光にさらして量を減らし週2回の定められた日に決められた数量以内にまとめて出している。

それにしても日射というものは凄い分解力である。日陰だと3ヶ月くらいかかるものが真夏の直射日光だと2日で全く違うものに変質する。

同じ枝葉でも、樹木から切り取る前と後では正反対の作用を日射が及ぼす。

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