長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。

2021年1月23日土曜日

楓 - 真冬

年末から1月上旬、寒く乾燥した日が続く。

楓の葉も大分落ち果てたの頃、やや太めの枝を数カ所ノコギリで切り取る。

落葉直後(水が枝先から土へ逆流する)、この短い期間しか太枝は切れないそうだ。

小枝ばかり切り取っても直ぐに徒長枝が伸びて密集してしまう。



夏場に自然な形で風通し良くなるように、どこをどう切り取るか

数日前から良く見定め、勘案する。

入り組んでいて複雑だ。


切り取った太枝は小枝を伴い大きな塊だが、

例によって整理し束ねると適度にまとまる。

枝振りにはその因子が潜在している。

・・・・・


 1月23日、久し振りに1日だけ雨少し。

地面に敷き詰められた楓の葉は、もう1ヶ月以上茶色く枯れくすんでいたが

しっとりとした雨に濡れると、なんとまた鮮やかな赤が蘇ってきた。



冷たい雨の暖かく感じる。

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回収された枝木や落ち葉は 堆肥や土にするという。

CO2を吸収しては大地に帰し、深く眠るのだ。



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