長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。
10月2日、金木犀の香りに気付く。
ふと見ると、幾多の蕾を付けていた。
日記を探って見ると10年前の10月5日のことが
ほぼ そのまま当てはまる。
数日たって、満開になる。
蕾の時の方が香りが強く感動的であった気がする。
最初の一瞬であったからか。
暗いはずの葉影が金色に輝く。
樹が全体から光り 広がっていく。
金木犀というのは、花というより、木というより
むしろ この香り放つ短い時節、空間そのものである。
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