数少なくなってきて
熟したであろう柿の幾つかは食べてみるために
少しばかり枝の方から切取った。
実だけ切取ると土に落ちて傷むので
枝ごとだと途中に絡まってクッションになる。
並べて眺めるのにも、
店頭のと違って格好が良い
生い繁る緑は背景の如くになるのに、
「実」や「花」は何故か目を引く
そこに「味」や「香り」や「目の楽しみ」を思うからであろうか
いやもっと、そのもの自体の奥深くに内在する「意志」のようなものを感じる。
見ているうちに自分がその実に乗り移り、
いつの間にやらその実になりきってしまう。
「実」「花」「芽吹き」などはそのような
確かな 存在/空間 がある。
長年棲み続けている或る「庭」の現実からの直接・独自の考察・雑感。
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